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術後③おかゆ期2/20~27〈膵頭十二指腸切除術+PTCD〉 [手術]

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PTCD処置後はずっと胆汁と闘っている感じ。

ちなみに胆汁は一日500ml〜800mlくらい肝臓から分泌されるそうで
本来なら血液凝固の働きのあるビタミンKの吸収に必要だ…とかなんとかそんな話。

ゆえにドレーン&脇漏れにより体外へ出しまくっている私は
ビタミンKが欠乏している状態。→ビタミンKシロップを処方される。
確かに血はとまりにくかった。(血糖値測定をずっとしていたので)

ブログでもあったけど、
病院によっては自分の胆汁を飲む場合もあるそう。かなり苦いらしい。(>_<)


★2/20 術後14日目(PTCD後1日目) 昼から3分粥に昇格!
痛み止めを飲みながらも、日に日に痛みはやわらいで
ちゃんと歩けるまでに回復。
昼からごはんが固形化でテンションアップ。噛むって大事を実感。
胆汁は相変わらずチューブと挿入口からどぼどぼ
体外に出ているので、おつーじは石膏のようにまっしろ。

★2/21 術後15日目(PTCD後2日目) 昼から5分粥に昇格!
PTCDによる胆汁の脇もれはもう笑うしかない感じ。
看護士さんの手をわずらわせまくりながら
右脇腹全体を2重〜3重にガーゼ&防水シートでカバー。
万が一の皮膚トラブルを考慮して
皮膚のエキスパート看護士さんがお肌をケアしてくれた。
ちなみに食事は半分くらいで背中が痛くなり終了。

★2/22 術後16日目(PTCD後3日目) 5分粥
胆汁の脇漏れは4時間ごとにガーゼ&防水シート交換。
なんだかずっと気にしながらの毎日。とほほ。
とまるのか心配になってくる。
食事は腹八分目ではなく、背中が痛くなったら終わるようにしてる。笑

★2/23 術後17日目(PTCD後4日目/処置2回目) 昼から7分粥に昇格!
朝からPTCDのチューブの様子?を造影剤をつかってチェック。
ここからは主治医K先生のお仕事らしい。
処置室には研修医先生たちも大集合でなんとなくにぎやか。笑
お粥にもなれ、少しずつ量も食べられるようになり点滴も減って嬉しい!
胆汁の脇漏れガーゼは6時間に一回と少しマシに。

★2/24 術後18日目(PTCD後5日目) 7分粥
術後1週間後くらいからずっと血糖値測定してたのだけど
点滴が少なくなったので少しマシに。200越えとかしてたし。
そのほかは胆汁漏れが気になってばかりで、
手術の痛みがどうとかの記述はない。笑

★2/25 術後19日目(PTCD後6日目/処置3回目) 昼から全粥に昇格!
今日は朝からPTCDのチューブの太さをひとまわりアップの処置。
挿入口のところに抜け防止のために縫い付けられていた
キャップのようなものもとれて少し身軽に!?
全がゆになっておかずもグレードアップで食べる気満々に。
とはいいつつ…ボリュームありすぎでやはり半量でギブアップ。

★2/26 術後20日目(PTCD後7日目) 全粥
胆汁の脇漏れが少なくなって嬉しい!
おつーじに少し色がついてきたということは
体内に流れる量も少しふえたということらしい。
PTCDで胆管をいじると熱がでたりする。
今日は1日しんどくてぐったり。食欲なし。

★2/27 術後21日目(PTCD後8日目) 昼から普通ご飯に昇格!
昨夜から腹痛あり、さらに胃や背中が痛い。
どうやら…飲まないといけない薬をしまい込んで
1週間ほど失念していたみたい。ヽ(;´Д`)ノ
念のためレントゲンで確認してもらい問題なし!で普通ご飯に。
胆汁の脇漏れは15時間ぐらい大丈夫なった!

私も見たいーー!(手術当日) [手術]

さして恐怖も緊張感もなく迎えた手術当日。

同室のみんなから励ましの言葉をいただき、
さらに早朝から応援にきてくれた友人と
初めての点滴姿や切腹前のぷよぷよお腹の
記念撮影にわいわいきゃーきゃー。

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こんなお腹の画像でごめんなさい。

いろんな意味でテンション高めでいざ出陣。

手術台へ自らのぼり麻酔を施された次の瞬間、
終わりましたよと肩をたたかれ、はっと目が覚めた。
覚えてないけど、どーでもいい夢を見てた。
目覚めて一番の感想は、なぜか『わ、明るい』。
え、そこ?

周りを見渡すと手術室の前フロアまで迎えに来てくれた
幼なじみと年上の友人、母、伯母の姿。
ふたことみこと会話して、ピースな写真撮影をしたのは覚えてる。

少し離れたところで
「切除部分をご覧になりますか?」と主治医K先生の声がする。

とっさに「私も見たいーー!」と声がでた。笑

私も見たいと言っているので…と、見せにきてくれるも
切腹後すぐで腹筋つかえず
というか痛くて頭もちあがらず…
ちょこっとしか見えず。たぶん胆のうあたりだったような。

麻酔が覚めたあと吐き気や寒気は聞くけれど。
友人が、私のあまりの元気っぷりにびっくりしたらしいけど、
曰く、テンションあがる人もいるとのこと。私は間違いなく後者。

そんなこんななテンション高めのオペアフター。

私の性格にうすうす気づいていらっしゃったのか
ひき続き
「もしよかったら(切除部の)写メもどうぞ」と主治医K先生の声。

きっちり友人にお願いして撮っておいてもらったのは言うまでもなく。

後日みた感想は、焼き鳥みたい。
ここでは、さすがに写真はアップしないけどね。
昨日、術後、初焼き鳥を食しながら思い出した出来事だったりする。

※画像のアップロードを覚えた!

術後②流動食期2/14~19〈膵頭十二指腸切除術〉 [手術]

日記を読み返しながらのブログアップ。もはや遠い昔のことのよう。
というか、人ごとのような感覚。まさにのど元すぎればの具現化。

このころから先生や看護士さんの存在を
強く、きちんと認識しだしたような気がする。感謝。
最初の数日間はただひたすら痛みに耐えていた感じ。


★2/14 術後8日目 昼から食事再開
点滴での痛み止めも終了してロキソニンへシフト。
ひさびさの食事といっても流動食だけど、ちょっと感動。
半分くらいで胃が“ぱん”とはった感じがありギブアップ。
I先生のアドバイスは腹4分目ぐらい。あきらかに食べ過ぎた。笑

★2/15 術後9日目
術後の初おつーじ!
朝ころっとした白いのが最初にあり、
午後からは水というか泡のようなものが5回も…。
おなかがきゅるっと痛い。
この日から、おつーじの記述がはじまる。笑

★2/16 術後10日目 最後のドレーンがぬける!
寒気と咳、くしゃみ、頭痛。風邪の症状あり。
とくに悪化することもないけれど
咳とくしゃみは腹部にひびく。ひびく。
すべてのドレーンがぬけ、点滴も24時間でなくなりかなり身軽に!
おつーじは、ふよふよしてる。生クリームのとけかけみたいな。

★2/17 術後11日目
黄疸の数値があがったままらしく、一日ぐったり。
だるいうえに全身あきらかに黄色くて、夜からかゆみも併発。
黄疸おそるべし。
おまけに背中やら内臓やら…あちこち痛いし。
水便のち、ほそながーいやわらかおつーじに変化!

★2/18 術後12日目
引き続きかゆくて、だるくて、ぐったり。
おなかや背中も痛いのでロキソニンで乗り切る。
黄疸がおさまらず…ついにPTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)に
ふみきるとのことで説明を受ける。なんか怖そう。

★2/19 術後13日目 PTCD処置!
最初の処置は外科医の分野ではないらしく別の先生が担当。
局所麻酔のち、透視画像を見ながらたぶんメス入れたり、チューブ入れたり。
見えないぶん気になるし、ドキドキ怖い。
処置後は刺さった感満タンの違和感あり痛い…。
おまけに挿入口(?)から体外に胆汁がドボドボでるでる。
ここから胆汁との闘いがはじまる。。。

★2/20 術後14日目 昼から3分粥に昇格!
痛み止めを飲みながらも、日に日に痛みはやわらいで
ちゃんと歩けるまでに回復。
昼からごはんが固形化でテンションアップ。噛むって大事を実感。
おつーじは、すっかりかたまるも
胆汁が体外に出ているので石膏のようにまっしろ。
どこか神聖な雰囲気さえまとってた。笑

術後①絶食期2/6~13〈膵頭十二指腸切除術〉 [手術]

細かい&話はまた別に書くつもりだけど、術後の様子をざっとまとめてみた。

★2/6 手術当日
朝9時から手術室へ向かい、予定通り6時間半ぐらいで終了。
意識があったのは硬膜外麻酔のときのみ。
ほんとに麻酔で寝て起きたら終わってた。
数日は個室で回復。痛いというより、ただただぐったり。
夜になり余力をふりしぼって友人や親族に携帯メールで無事手術終了を伝える。

★2/7 術後1日目(絶飲食)
いちいち痛くて小刻みにしか眠れず…時間だけがゆっくり過ぎていく。
腹筋に力が入らず、蚊の鳴くような声しかでない。
術前に聞いてはたけど、この痛みの中…起き上がり歩くように促される。
まるで生まれたての子馬のような心境。
根性なしなので10歩くらいでリタイア。ぐるぐる天井がまわってた。

★2/8 術後2日目(絶飲食)
昨日よりさらに歩かされる。←(受動的)痛みを我慢しながら。
横たわっているときはマシだけど
起き上がるさいや咳をするとかなり痛い。
この痛みがずっと続くのかと不安になるくらい。
術後、発熱はずっと続いてるので解熱剤で対処。

★2/9 術後3日目(絶飲食) 尿管はずれる!
動けるようになったので、個室からもとの4人部屋に戻る。
ずっと切腹の表面的な痛みだったのに、夜から急に内臓に痛みが!
硬膜外麻酔がきれたからのようで、まじかよーな痛みに泣けてきた。
追加で強めの痛み止め※を点滴から投薬してもらう。
※1時間に0.2ml〜1.0mlの幅で自動投薬。

★2/10 術後4日目(絶飲食)
投薬量を増やしてもらった痛み止めのおかげで昼間は元気に。
早い回復のため、
とにかく動くよう言われているので屋上へ洗濯をしにいく。
夜に痛み止めがきれて、つぎの投薬まちまでじわじわ痛くて涙。

★2/11 術後5日目(絶飲食)
10日も早く生理がはじまりびっくり!
痛み止めのおかげで今日も元気。
でも薬に頼りすぎるのもなーと、量を減らしてもらうも…
我慢できる痛みではあるけれど動けなくなるので元の量に戻す。

★2/12 術後6日目(絶食) ドレーン3本中1本抜ける!
点滴ループのためおなかもすかないし、のども渇かない状況ながら
少しならお水を飲んでもOKになり、超うれしい!
今日も痛み止めの量を一段階ずつ減らしてみることに。
昨日より2段階減らすことができ一日を終える。

★2/13 術後7日目(絶食) ドレーン2本目抜ける!
ふと痛みに耐えながら、向き合いながら
私は何と闘っているのかとナーバスになって泣けてきつつも
日に日に回復していく人間ってすごい!を実感。
術後から少しずつ出てた黄疸の数値が下がらない…。

★2/14 術後8日目 昼から食事再開(重湯)
点滴での痛み止めも終了してロキソニンへシフト。
ひさびさの食事といっても流動食だけど、ちょっと感動。
半分くらいで胃が“ぱん”とはった感じがありギブアップ。
I先生のアドバイスは腹4分目ぐらい。あきらかに食べ過ぎた。笑

好きな音楽はなんですか? [手術]

オペ前日に手術室の看護士さん(?)から
手術時の手順などを説明をされたさい、そう聞かれた。

理由は、手術室にはいったときに
好きな音楽がかかっていたらリラックスできると思いますのでと。

できるだけ好みに近い音楽を用意してくださるらしく
そんな素敵なご配慮になんだかほっ。
ジプシーJAZZと告げたけれど少しマニアックなので、
JAZZかクラシックがかかっていたら嬉しいですと答えてみた。

当日、手術室にはいるとちゃんとJAZZがかかってた。

なかにはバンド系やPOPSという方もいるらしい。
でもどちらかというと先生が落ち着く音楽がいいのでは?

手術中はさすがに音楽は消すのだろうけど
少なくとも麻酔のさいはかかっていたので
がんがんのメタルやハードロックだったら
麻酔科の先生がいらっとしないかしら?
思わずのりのりで
硬膜外麻酔のさいに脊椎はずしちゃうんじゃないかしら?

なんて妄想にふけってみたり。

後でほかの方にその話をしたけれど、
好きな音楽は聞かれなかったそう。

担当の方によるのか、
もしくは同日のオペ患者が少なかったからなのか。
それはいまだに謎だけど。

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